わきがは要注意!ポリエステルの衣類は着れない?

わきが体質はポリエステルの服で失敗することがよくあります。汗と菌が原因なので衣類に吸収されたままだと汗を拭いてもにおいが再び発生することも。とても厄介なわきがは、洋服の素材がにおいを予防する対策のコツになりますので、吸汗性が高く乾燥しやすい衣類がオススメです。ではなぜわきがはポリエステルに注意しないといけないのか?においと素材の関係について詳しく解説したいと思います。

わきが体質がポリエステルを着ないほうがよい理由

わきがはポリエステルと相性が悪い理由についてご説明します。そもそも洋服の素材はポリエステルのような「化学繊維」とコットンなどの「天然素材」の2種類があります。ポリエステル以外にもアクリルなどもが化学繊維のジャンルになりますが、これらの素材は繊維が細かく引き詰まっているため吸水性が低い特徴があります。

ワキガすべての人に共通するわけではありませんが、ワキガ体質は汗かきが多い傾向があるため、吸水性の低いポリエステルは蒸れやすい環境を作り出します。「蒸れ」は高温多湿の環境になり臭いを発生しやすいことが要注意ポイント。汗はエクリン汗腺とアポクリン汗腺から放出されるもの、わきにはアポクリン汗腺が多く集まり水分以外に鉄分、糖質、脂質、たんぱく質など粘り気のある汗を多くかいてしまうのです。

これらの体内の老廃物が混ざった汗は菌が好むため、分解する際に強いにおいである「わきが」を発生させます。通気性が悪く汗が衣類のなかにこもりがちになるポリエステル生地は、わきがにとっては避けたい存在といえるでしょうね。とくに肌に密着するインナーはわきが体質に合わせて正しく素材を判断することが大切です。

ポリエステルのメリットについて

様々な布製品で使用される「ポリエステル」、洋服のタグを見ると思っている以上にポリエステル製品が多いことがわかります。普段私たちが着用する衣類の80%は合成繊維で、そのなかでもポリエステルは中心的な素材として扱われています。綿製品と並ぶほどポピュラーになっていますが、人気の理由は耐久性が高いこと。型崩れやシワになりにくい、着崩れの心配がないことも洋服が扱いやすい理由になるでしょう。洋服によっては高温のアイロンにも耐えられる素材がありますので、神経質にならずにお手入れできることもメリットですね。

ポリエステルは女性の場合、スカートやブラウスでよく使用されています。折り目がはっきり残るのでプリーツ加工などデザインしやすいことも特徴です。また吸湿性が低いため塗れても乾きやすいことが特徴。たとえば寝ている間の枕カバー、ポリエステル素材だとさらっとした手触りがあり快適な睡眠サポートをしてくれます。

もうひとつのメリットはポリエステルは虫害をうけにくい素材であること。模様替えでセーターに穴が開いてたなんて経験はよくありますが、害虫は動物性繊維を好むため化学繊維のポリエステルはカビや害虫被害を受けにくいことが特徴です。

ポリエステルのデメリットについて

とても扱いやすいポリエステル製品、機能的でよい反面デメリットもあるため注意が必要です。ポリエステルは静電気が起こりやすい特徴がありますので、乾燥しやすい冬は十分に静電気対策をしたほうが無難です。またポリエステルは毛玉ができやすいことがデメリットなので、ポリエステルが混ざっているセーターだと、洗濯するたびに毛玉が気になりますよね。

セーターで使用される素材のウールは、天然素材で毛玉ができても取れやすいことが特徴。合成繊維のポリエステルは繊維自体が強いため、からまると切れにくいデメリットがあります。毛玉が繊維の表面に残ってしまうと洋服全体の劣化が目立ち、おしゃれ着も無駄になってしまいますよね。

ポリエステルが使用されるものは各種トップス、ボトムス、ワンピース、靴下、ストール、傘など、さらに100%でなくほかの素材と混紡される製品はとても数が多いため、意識せずにポリエステル製品を着用することはよくありますよ。

ポリエステル素材を洗濯する時の注意点

ポリエステル素材は意識しなくてもすでに何着もお持ちだと思います。衣類をすべて綿製品に変えることはできませんので、もしポリエステル素材を着用することがあったら洗濯方法にも過ごしだけ意識してください。

わきが体質は洗濯してもにおいが取れないことがよくあります。乾いた洋服からツーンとした嫌なにおいが発生していると出かけるのは嫌になりますよね。衣類の繊維についた汗や皮脂からはどんどん菌が増殖していきますので、においや染みを残さないためにはできるだけ早く洗濯しましょう。
この際に衣類用漂白剤を使うと殺菌効果がありますので、消臭しやすくなります。また梅雨時期などすぐに洗濯ができない場合はにおいが気になる部分だけをもみ荒い、もしくは漂白剤をスプレーしておくことも方法です。

わきがの人のポリエステル衣類を洗濯する時は必ずタグをチェックして、自宅で洗えるかどうか確認してください。色落ちする場合もあるので、漂白剤を使う場合は目立たないところでチェックするのもよいでしょう。
洗濯機で洗う場合はサイズのぴったりあう洗濯ネットを使う、毛玉ができないように洋服を裏返して洗ってください。わきがの人がポリエステル素材を洗う場合は、汚れが残りやすいため洗濯機に洋服を詰め込みすぎず、たっぷりの水と洗剤で洗いましょう。

わきがでもポリエステルを安心して着る方法

ポリエステルの服は高級でデザインが凝った素敵なおしゃれ着がたくさんあります。わきがだからといって洋服の素材を限定してしまうのはちょっと残念ですよね。わきが体質がポリエステルを着るにはいくつかの対策があります。まずは汗取りパットを使うこと。洋服に貼り付けるタイプ、使い捨てタイプなど色々ありますので、外側まで目立たないようにぴったり合うものを選んでください。肌に触れないようにノースリーブにすることも方法です。

また最もわきがによいポリエステルの着用方法はワキガクリームを使うこと。ワキガクリームは肌に有効成分が肌に浸透するため、べたつきがなくそのまま洋服を着ても安心。スティックタイプのようにいつまでも肌に白残りすることがありませんので、ノースリーブシャツを着ても安心です。

何よりもワキガクリームには制汗成分が含まれているので、肌の蒸れを予防することもできますよ。ワキガクリームが1本あれば洋服の素材に慎重にならず、ストレスのないおしゃれができますね。ワキガクリームは全身に使用できるので、アポクリン汗腺が多い足の指やデリケートゾーン、また首など加齢臭が気になるときにも機能的に活躍してくれること間違いないでしょう。

まとめ

  • わきが体質がポリエステルを着ないほうがよい理由
  • ポリエステルのメリット
  • ポリエステルのデメリット
  • ポリエステル素材を洗濯する時の注意点
  • わきがでもポリエステルを安心して着る方法

わきがとポリエステルはあまり相性はよくありませんが、TPOに合わせて事前の準備をしておけばわきがでもあらゆるおしゃれができます。とくにワキガクリームは携帯できますし、長時間消臭効果が持続するので汗かきの人にも安心ですね。

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