ワキガ体質は運動しよう！おすすめの種類とアフターケアについて

ワキガだと運動して汗をかく瞬間がとても不安になり、人が多い場所だとつい体の動きも鈍くなってしまいますよね。学校の部活、ジムのランニングマシーンなど、運動する環境は汗や体臭の心配はどうしてもつきものです。しかし汗が怖くて運動を控えてしまうと逆にワキガは悪化することをご存じでしかた？そこで早速ですが、ワキガ体質と運動の大切な関係について、またオススメの運動も詳しくご紹介したいと思います。

ワキガと汗の関係について

ワキガは汗のニオイが原因なのではなく、菌が汗の成分を分解する時に発生することがニオイの元です。人間の体にあるエクリン汗腺とアポクリン汗腺、どちらも大切な役目があるもののアポクリン汗腺は体内の老廃物であるアンモニア、塩分、脂質、皮脂などが混ざり、皮膚の常在菌が好むことが特徴です。

体内の老廃物は尿や汗となって排出されているのはみなさんもご存じでしょう。尿は自然な働きですが、汗をしっかりかくためには適度な運動習慣が欠かせません。とくにワキガ体質は汗腺の働きが低下している可能性がありますので、普段からたっぷり汗をかく習慣が必要です。

たまにしか運動しない人がたくさん汗をかくと汗腺に詰まった老廃物が一気に排出されて菌が増殖してしまいます。またワキは脇毛もありますし、通気性が悪いことが特徴。アポクリン汗腺の汗はエクリン汗腺と異なり、粘着性がありさらっとしてないことが雑菌が繁殖するさらなる理由なのです。

運動習慣がない人はエクリン汗腺の働きも鈍くなっていますので、本来ならさらさらで無臭の汗がべたつくことがあるでしょう。さらに汗は疲労臭やストレス臭と呼ばれるアンモニア濃度の高い汗が分泌される場合もありますので、体の巡りを活性化してワキガにアプローチしましょう。

運動不足になると汗が臭い理由について

通勤で駅まで歩いているから、キッチンで立って料理しているからなど、自分ではしっかり運動量しているつもりですが、多くの方が運動不足であるといわれています。運動不足のサインのひとつがワキガ臭の悪化です。慢性的に運動不足になると熱の発生が激減するため汗腺の働きが低下。とくに体の下半身部分や手足、腕の発汗量が減ってしまい、逆に額など顔にかく汗の量が増加。いつも顔汗がひどい人は運動不足の可能性があるのでご注意ください。

また運動不足に共通することが臭い汗を分泌すること。運動しないと血液の流れが悪くなり、刺激臭が放出されない状態です。さらに新陳代謝が低下するため、少し汗をかいただけでもアポクリン汗腺から多くのニオイ原因となる分泌物を放出。そのため、運動不足の人は通常よりもワキガ臭が強くなる傾向がありますよ。

汗の質は常に変化しています。習慣的に運動する人は老廃物が蓄積される前にしっかり排除しているので、体調も安定していると思います。普段あまり汗をかかない人の汗は、アルカリ性で雑菌が繁殖しやすい環境が整っていますよ。

ワキガ解消にオススメの運動の種類について

ワキガ解消には運動がとても大切なので、毎日忙しい方もできるだけ時間をみつけて運動習慣をはじめてください。ワキガによいのは発汗量が多い「有酸素運動」です。有酸素運動はジョギングやサイクリング、エアロビクス、ウォーキングなど、長時間継続するエクササイズのこと。運動中に筋肉を収縮させるためのエネルギーを作り出すため有酸素運動と呼ばれています。

人間の体は体脂肪を分解してエネルギー減に切り替える働きがあり、その際に大量の酸素が必要です。はあはあと荒く呼吸しながら運動することは、酸素をたくさん吸収し血液の流れにもメリットがあります。ワキガ解消によいオススメの有酸素運動をご紹介しますので、ぜひ自分にあった運動を見つけてください。

• ジョギング
  有酸素運動の体表的な種類、公園の中を走ったりジョギングマシーンで走ることは汗をたっぷりかいて汗腺の活性化につながります。ワキガはできるだけ汗をたっぷりかくことがニオイ予防にもつながるため、自分の体力に合わせて運動量を設定しましょう。
• ウォーキング
  手軽にできる有酸素運動、ジョギングほど腰やひざに負担がかからないので年配の方にも人気があります。ウォーキングは30分以上続け心拍数を上げることがコツ。ストレス発散効果もありますので、緊張性の汗対策にもオススメです。

運動後の汗対策のポイントを覚えておこう

ワキガは運動したほうが改善効果が高くなります。しかし最初は汗のニオイがとても不安に感じますよね。そんな時にワキガを心配せずに運動に集中するコツをご紹介します。

運動する前は汗に強いクリームタイプの制汗剤を塗っておくこと。運動中はこまめに汗を拭き取り、気になる場合はTシャツを着替えることも良いでしょう。制汗剤は汗をたくさんかいた後に使用しても意味がありませんので、必ず汗をかく前の清潔な肌で使用してください。

とくにワキはアポクリン汗腺が多いので、汗をかいたら1時間以内にシートタイプ制汗剤で肌を拭き取るか、タオルやティッシュで肌をきれいにしておくこと。乾いたタオルは水分を吸収する働きがあるもの、雑菌まで処理してくれませんので、夏場や梅雨時期などじめじめした季節は殺菌成分が配合されたデオドラントシートを使いましょう。

また運動するときはたっぷり水分補給すること。水は血液の流れを活発にしてくれますので、さらに老廃物の流れも循環になります。汗と一緒に分泌物を出すためにも運動前後の水分補給は忘れずに行っておきましょう。

まとめ

• 汗腺の働きが低下するとワキガが悪化する。
• ワキガ悪化は運動不足のサイン。
• ワキガ解消には有酸素運動がおすすめ。
• 運動後は汗を拭きとり肌をきれいにしておこう。

ワキガは運動習慣を整えることも改善方法のひとつです。普段運動不足になるとストレスもたまりやすくなり、交感神経が優位になるとワキガ臭にもデメリットになります。これからはワキガ予防のためにも運動を定期的にはじめましょう。ぼたぼた汗をかかくなくても自分の生活スタイルに合わせた運動メニューを考えてくださいね。