ワキガが飛行機のなかで臭ったらどうする?対策のコツ!
ワキガの人は狭い空間や閉め切った場所などはニオイが充満するので不安になりますよね。機内は隣の席の人とは腕が触れ合うぐらいの接近戦。これではワキガはすぐにわかってしまい長時間飛行だとお互いに居心地が悪いでしょう。
飛行機のなかは空調機能があっても完全に消臭できないものです。もしこれから飛行機で旅行する計画がある方や仕事で飛行機に乗ることが多い方は、飛行機に乗る前にエチケット方法を見直してみましょう。しっかりやったつもりでもワキガが強くなることはよくあります。安心して旅をするためにもワキガ対策で飛行機に乗る場合のポイントをご紹介します。
飛行機は緊張して汗をかくのでワキガのニオイが強くなる
ワキガの人が飛行機に乗るとき、自分のニオイが周囲にわかってしまうのではないか不安になります。世の中には飛行機嫌いがいるように緊張する人はとても多く、不安なまま旅をする人もいますよね。機内の座席はとても狭く見知らぬ人と近距離になるだけでもどきどきする人がいるでしょう。
このような環境は普段よりも多く汗をかきワキガ臭が発生しやすくなります。この「緊張汗」は飛行機だけでなく現代社会ではあらゆるシーンで起こる可能性があり、危険を回避するとき、ストレスを感じるときなども汗を大量にかいてしまいます。
緊張汗は暑いときにかく汗とは違い、アポクリン汗腺が活発になりワキなどの特定部分に汗をかきやすくなります。たとえば人前で話をするときに緊張して汗をかくシーン。これと同じことが飛行機のなかでも起こる可能性があるのです。緊張汗は正しくは精神性発汗と呼ばれ体温調整とは関係ない汗です。では通常の汗との違いについて大切なポイントをみていきましょう。
精神性発汗
精神的な変化により汗がでるもので足の裏、手のひら、ワキなどの特定の部分から汗がでます。飛行機に乗っている間のストレスや緊張感はワキに汗をかきじっとしたままの姿勢でワキが密閉された状態。すると通気性が悪く菌が多く繁殖するためワキガは飛行機のなかでは悪化する状況が整っています。
温熱性発汗
運動したときに出る温熱性発汗は体温をコントロールするためのもので、主にエクリン汗腺から分泌されます。エクリン汗腺は全身にあり99%が水分、ニオイはほとんどなくさらっとしていることが特徴です。どちらの汗腺も独立して働くことはありませんので、一方が刺激されるともう一方からも汗が分泌されやすくなります。
機内はワキガ臭がしやすい動作が多いので注意
ワキガだと飛行機のなかでできれば孤立して座っていたいものですが、海外のように10時間以上もの飛行時間があると大人しく座ったまま過ごすわけにはいきません。ワキガが苦手な飛行機内での動き、周囲にニオイがわかりやすいパターンについてみていきましょう。
荷物を頭上に出し入れ
座席の上にある共有収納棚は背の低い人だと届かない場合もあるように、かなり腕を伸ばさないと奥の荷物が出し入れできません。足元における荷物はサイズが決まっているので、どうしても荷物入れを使わないといけない場面もでてきます。
まず機内に入った瞬間に荷物を入れるので、このときに周辺にいる人にワキガが分かる可能性があります。飛行中も荷物を出すために腕を伸ばすと座っている人達にツーンと嫌なニオイが分かってしまうでしょう。
隣の席の人
飛行機の座席はファーストクラスはゆったりしていますが距離が近く、香水や食べ物などのニオイもわかりやすいですよね。窓がないため空気の入れ替えをすることもできません。エコノミークラス座席だと太った人なら隣と肩がぶつかるぐらいになることもあるほど近くなります。この距離感は満員電車に乗っているようなもの。ワキガは飛行機でじっとしていても隣の人にはすぐにわかる恐れがあります。
食事
機内サービスで飲み物をもらったり食事の受け渡しをする動作は、ワキガの人が苦手な瞬間かもしれません。たとえば窓際の席だと通路側のスチュワーデスに腕が届くように隣の人の前でワキが全開になってしまいます。この瞬間に不快なニオイが漂うと周囲の人にはとても迷惑になってしまいます。
ワキガクリームなら長時間飛行でも安心
ワキガの人が飛行機に乗って旅行や出張に行く場合、乗る前のエチケットが大切なカギを握っています。飛行場に到着するまでが小旅行になる場合もあり、すでに汗だくになっている人もいるでしょう。
長時間ワキガを抑える効果があるものは「ワキガクリーム」。飛行機に乗る前は前夜の入浴後に1回、当日の朝に1回、そして空港に到着してからもう1回塗っておくと安心です。飛行機の旅にワキガクリームがよい理由は次のようなポイントがありますよ。
制汗剤のニオイがしない
スプレータイプやスティックタイプの制汗剤は独特な香りがありますのですぐにわかってしまいます。香料はワキガをカバーする意味もありますので、長時間の飛行でワキガ臭と混ざりさらに不快なニオイを発生させる可能性があります。ワキガクリームは無香料、香水やコロンとも一緒に使えますのでおしゃれしても安心です。
緊張
汗をブロックするワキガクリームはワキに集中するアポクリン汗腺の汗を抑える有効成分が配合されています。皮膚が綺麗でも汗をかいてしまえば雑菌が繁殖しますので、根本からケアするためにはワキガの汗に向けた制汗成分が必要です。
クリームなので流れない
ワキガクリームが飛行機に乗るときによい理由は、クリームなので皮膚の奥までしっかり成分が浸透するためです。パウダー系の制汗剤は衣類の摩擦ですぐにとれてしまうので、効果は長時間続きません。飛行機に乗っているとトイレに行くのも面倒になりますから、できれば長時間消臭効果が持続する制汗剤でないと困りますよね。その点ワキガクリームは汗で流れないことも魅力です。
携帯できる
機内の持ち込み荷物は色々な規則がありスプレー缶は0.5リットル以下のサイズまでなど条件があります。荷物検査で没収されてしまったら長い飛行中のエチケットができなくなる可能性があるので事前に確認しましょう。その点ワキガクリームならトラベル容器に詰め替えて手荷物として携帯できます。
飛行中にワキガが気になったらどうする?
しっかり制汗剤をつけておいても飛行中に自分のニオイが気になることがあります。しかし飛行機のなかにはシャワーはありませんし、窓を開けて空気を入れ替えることもできません。ほかの人の視線が気にならない場所はトイレ。飛行中にワキガが心配になった場合、トイレでできるオススメの消臭対策についてぜひ参考にしてください。
トイレットペーパーで拭く
飛行中は肌が乾燥しやすくなるため皮脂の分泌が盛んに行われています。ワキも皮脂が多くなるため菌が好んで繁殖しやすい環境です。ワキガ臭は根本から抑えるためには肌の汚れをティッシュなどでふき取りましょう。
制汗剤をつける
携帯したワキガクリームをつけてください。スプレーの音も気にならずトイレのなかでしっかりケアができますので、長時間のフライトの場合はトイレに行くときにも制汗剤を必ず持っていくと安心です。ワキガクリームを塗りなおしする際は必ず肌をふき取ってから。汚れが気になる場合は水に濡らしたティッシュでワキを拭いてさらに乾燥させておくと菌の繁殖が防げます。
消毒スプレーを使う
航空会社によってはトレイに手指消毒スプレーを置いている場合があります。アルコール成分が含まれているので殺菌効果がありますので、制汗剤を携帯していない時に使うとよいでしょう。ただし消毒薬は肌に刺激を与えるので肌荒れやかぶれなどの恐れがあるため注意しないといけません。同じ消毒の目的としては機内で配布される消毒用のウェットペーパーもありますので、1枚余分にもらっておくのもオススメです。
1週間前ぐらいからデトックスをしよう
ワキガの飛行機旅は余計なストレスになりますので、快適に旅ができるように事前にできることをやっておきましょう。汗はどうしてもかいてしまうもので、空港内のセキュリティーチェック、スーツケースの預入などで汗を大量にかくシーンがあります。
飛行機に乗る前にすでにワキガ臭が発生する可能性もありますので、できれば1週間ぐらい前からデトックスをしておくと安心です。その際は次のポイントを参考にして体のなかから綺麗にしておくと安心ですよ。
食物繊維をたくさん摂取する
胃腸機能が低下すると体内で悪玉菌やガスが発生しやすくなります。飛行機に乗ると緊張するため前日から便秘する人もいますよね。アポクリン汗腺は体内の老廃物を多く含んでいますので食物繊維の多い食事ですっきりさせておくことをオススメします。果物、野菜、海藻など食べ物にも注意しておけば飛行機に乗るときによい汗をかけるでしょう。
水分補給をする
機内は空気が乾燥していますので、肌がかさつきますよね。肌が乾燥すると皮脂が多く分泌されるためワキガの飛行機旅には不利になります。皮膚の乾燥予防のためには旅行前に水分補給をしっかり行っておきましょう。1週間前からミネラルウォーターを飲み、炭酸飲料やカフェイン、お酒などを控えておくと安心です。
抗酸化作用の高い食べ物
体の細胞が劣化すると体内で食べ物を分解消化する働きが低下してしまいます。飛行機の旅はストレスも多く体内で活性酸素が発生しやすくなる可能性がありますので、食生活では抗酸化作用の高いものを意識しましょう。たとえばナッツ類やオリーブオイル、ビタミンCなど、効率的なデトックスで当日は安心して飛行機に乗れますよ。
手荷物に入れておくと安心なワキガ対策グッズ
飛行機の旅は持ち込める荷物の種類を理解しておかないと空港で没収される可能性があります。液体物や可燃性のあるものなどは大変厳しくチェックされるので、ワキガ対策で使えるものも事前に確認しておくことをオススメします。とくに国際線は国内線よりも制限が厳しい部分もありますので、ご利用の航空会社で確認しておくとよいでしょう。
基本的にはワキガ対策として次のアイテムは機内に持ち込みが可能です。念のために事前に航空会社のホームページを見てチェックしてください。
0.5リットル以下の容器に入っているもの
ワキガクリームはプッシュ式ボトルやチューブタイプなど色々な容器があります。種類によってはそのままだと持ち込み可能なサイズを超えてしまう可能性がありますので、小さな容器に詰めかえておくことをオススメします。飛行中は1~2回程度の使用で十分なので携帯する量も少量でOKです。
シートタイプの制汗剤
シートタイプは持ち込みが可能ですが、大容量の大きなパッケージだと不安なのでジップロックなどに詰め替えて数枚携帯するとよいでしょう。もしくは少量タイプ、携帯しやすいサイズなどを旅行用に購入しておくのも方法ですね。
タオル
万が一のためにトイレでワキを拭く専用タオルやハンカチを持っていきましょう。セキュリティーチェックで万が一没収された場合、タオルがあれば汗を拭きとることが可能です。空港内のトイレにあるアルコールを使用して一時的なワキガ対策にも便利に使えますよ。