子供に大人のワキガクリームは使える?子供向けのワキガ対策

子供のワキガ対策

子供にワキガクリームを使いたいけど大人用しか見つからない場合。親子で兼用して大丈夫かどうか不安になることがあります。肌につけるものはその人にあったものでないとヒリヒリしたりかぶれになる恐れもあり、とくに大人と子供では肌環境が違いますので制汗剤の使用は慎重に判断しないといけません。

ワキガは大人だけがなるものではなく最近は、ワキガというものを理解できない年齢の小さい子供にも増えています。その背景には食生活が欧米化していることや運動不足で発汗機能が低下することなども影響しているといわれていますよ。

しかしワキガのお子さんを抱えている親にすると、いじめの対象にならないようにしっかり消臭対策してあげたいところ。そこで気になるのが子供に大人のワキガクリームは使用できるかどうかという点です。

子供は何歳ぐらいでワキガになるのか?

子供の体臭が大人のようにツーンと不快な臭いを発生するのは、あまりイメージできないことですよね。でも臭いは子供同士でも話題になり、ワキガのためにいじめにあってしまうことだけは親として避けたいことです。小さい子供がワキガになるのはほとんどの場合遺伝によるもので、両親ともにワキガの場合は80%ほどの高い遺伝の確立があります。その場合何歳で症状が出てくるのか、とても気になるところでしょう。

もし子供にワキガが遺伝している場合は思春期の時期に臭いが目立ちはじめます。学校から帰宅したときにワキガ臭したり、体操着からツーンした独特の臭いがするなど。ワキガと汗の臭いは子供以上に大人が知っていますので、少しでも早くワキガを発見して対処することが大切です。

もし子供がワキガで友達になにか言われても親に相談することは少ないと思います。からかわれたりいじめにあう前に迅速な対処をしましょう。思春期を迎えるとワキガ原因になるアポクリン汗腺の発達が進み、体臭自体が強くなりはじめます。

またホルモン分泌も盛んになるのでワキガなのか、体臭なのか区別できないこともあるかもしれません。その場合は親からの遺伝の可能性を考慮して、さらにアポクリン汗腺の多い耳の中をチェックすることがコツです。耳垢がかさかさでなくじっとり湿る場合はワキガの可能性が高いと言えます。

子供向けのワキガ対策・手術はリスクが多い!

大人になってワキガで辛い思いをしないように、子供にワキガ手術をさせるかどうか迷う親も多いでしょう。子供のワキガ手術は賛否両論ありますので慎重に判断しないといけません。ワキガ手術は子供だけでなく大人にとってもリスクやデメリットが多いため注意が必要です。では小学生や中学生がワキガ手術をするデメリットについて大切な点をみていきたいと思います。

再発の可能性

子供のころに手術しておけば後は安心と思う方は多いでしょう。しかしワキガ手術は完治しない場合もあり、とくに発育途中の子供はアポクリン汗腺が未発達なので術後に再発する可能性が高くなります。

手術がトラウマになる

手術は皮膚を切開してアポクリン汗腺を医師が取り除く方法があります。外科的な手術は小さい子供にとって怖い体験になり、再手術が必要になるとトラウマになってしまうでしょう。ワキガのために病院嫌いになることも避けたいですね。

傷跡が残る

ワキガの手術はワキに小さな傷跡が残る可能性があります。プールや海に入るとき、体育の時間など友達に見られて説明できないと可哀そうですよね。

生活に支障がある

大人のワキガ治療には数分でできるボトックス注射などがありますが、外科的な手術をした場合は回復するまで腕があげられないなどデメリットがあります。

子供用の制汗剤を見つけるのは大変!

子供専用の制汗剤は意外と見つけるのは大変です。そもそも制汗剤に年齢制限があるものは少なく、子供専用タイプはドラッグストアを見てもほとんど見つけられないことが多いでしょう。エチケットをする思春期の年代になると一般的なスプレー制汗剤を使う人が多いですが、ラベルに子供用と書かれて販売されているものを見かけることは少ないと思います。

子供だから臭いは気にしなくてもよいということではなく、最近は遺伝以外にも食生活などの原因でワキガ臭が強くなる子供もいます。制汗剤は大人が使用しても肌のかゆみやかぶれになることがあり、肌質に合わないものを選ぶと大変。子供だと肌がさらにデリケートなので大人の制汗剤では不安になるでしょう。もし制汗剤を使わない場合、子供のワキガ対策は次のような方法があります。

着替えをする

アポクリン汗腺の汗を菌が分解する際に発生するワキガ臭。衣類に吸収された汗や皮脂を菌が繊維のなかで分解し繁殖してしまいます。子供は代謝が活発なので汗も多く、こまめに着替えをさせることが制汗剤を使用しないワキガ対策にメリットになるでしょう。

栄養バランスを整える

子供の好き嫌いは汗の質を変えてしまう要因です。油っぽい食べ物や甘いお菓子、加工食品、添加物などは体内にアンモニアやタンパク質を増やしアポクリン汗腺を活発にする原因です。野菜や果物、海藻類などを意識して健康的な食事にすることも子供のワキガ対策になります。

肌を清潔にする

汗と皮脂、菌が付着したままの肌は臭いの原因です。制汗剤を使わない際はこまめに肌をデオドラントシートなどでふき取り清潔な状態にしておくとよいでしょう。

大人用のワキガクリームは子供にも使用OK

子供に大人のワキガクリームは使用可能です。ワキガクリームは殺菌成分と制汗成分が配合されていますので、ワキガを根本からブロックする働きが特徴です。またクリームなので肌にも優しく保湿成分や美肌成分も含まれています。しかしすべてのワキガクリームが子供に使えるとは限りませんので、必ず商品の特徴を確認してください。子供でも使用できるワキガクリームは次のタイプがオススメです。

無添加

合成香料、着色料、シリコン、紫外線吸収剤など肌に刺激を与える添加物を使用しないタイプは敏感肌でも子供でも使用が可能です。

全身どこにも使える万能タイプ

ワキガクリームはワキ以外にも使えるので、女性のすそがや男性の足の消臭など機能性が高く人気があります。全身どこでも使えるタイプは肌がデリケートな部分でもOKなので子供にも安全といえるでしょう。

アレルギー検査済み

制汗剤は長時間肌に付着するため、アレルギーがある人には負担になることがあります。子供にもアレルギー体質は多いので、メーカーできちんとアレルギー検査などを行っている商品が安心できますね。

ワキガクリームを子供に使う場合の注意点

刺激の少ないワキガクリームは子供にも使用ができますので、それぞれのクリームの使い方をチェックしておきましょう。ワキガクリームは消臭効果が高いものでも、正しく使用しないと効果が実感できない場合もあります。とくに子供の場合は汗の量が多く動きも激しいので、次のポイントを意識してクリームの使い方を正しくマスターしておきましょう。

クリームの量を間違えないこと

ワキガクリームにはチューブタイプ、ポンプタイプなど容器の形も様々です。必ずメーカーの使用説明書を読み1回の使用量を確認してください。たとえば片方のワキにワンプッシュなど、大人の量で多いかなと思ったときにはワキ周辺にも広げてつけておくと安心です。

入浴後につける

肌が清潔な入浴後は子供にワキガクリームをつける最適なタイミングです。寝ている間の汗の量も多いので、朝からワキガ臭がしないように入浴後に肌をしっかり拭いてクリームをつけてください。

学校に行く前にもう一度つける

子供にワキガクリームを使う場合ですが、消臭効果が長いので学校から帰ってくるまでは安心です。しかし体育の時間や汗をかく季節は途中で塗りなおしたほうがさらに効果が実感できます。でも小さいお子さんだと自分でエチケットすることは難しいので、朝学校に行く前にしっかりワキガクリームを塗っておきましょう。この場合もワキを軽くふいて綺麗にしてからワキガクリームを使ってください。

サンプルや返金保証があるワキガクリームで肌チェックすること

子供に大人のワキガクリームを使う場合は肌との相性を事前にチェックしましょう。無添加で敏感肌や子供でも使用できるワキガクリームは種類が増えていますが、肌質によっては合わない場合もあります。不安な時はサンプルや返金保証があるワキガクリームを選べば万が一の時でも安心ですよ。

ワキガクリームの即効性は商品によって異なりますので、本当の消臭効果を知るには1本使いきるまで続けることがオススメです。返金保証があるワキガクリームのなかには全部使い切っても返品できる商品もありますので、時間をかけてじっくり肌チェックしたい場合にもよいでしょう。

子供のワキガ対策は精神的な負担も考えて、無理やりさせないように心がけてください。ワキガは悪いものという印象を持たせるとコンプレックスを抱いたまま大人になる恐れもあります。ワキガ対策は楽しみながら続けること、そしてエチケットの大切を教えてワキガクリームがあれば安心して集団生活が送れることを知ってもらうことが大切ですね。

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