重度のわきがで悩んでいます!重度のワキガは手術しないと治りませんか?

重度のわきがは手術しないとダメ?

重度のわきがで出かけるのがとても怖いです。わきがは手術できるとききましたが重度の場合は手術が必要でしょうか?

重度のわきがは洋服で臭いをカバーできず通り過ぎたときに周囲に臭いがわかるほどです。この状態では普段の生活にも影響がありますよね。重度のわきがは手術で治すことができます。

色々なタイプの手術があり皮膚を切開して汗腺を取り除く方法が以前は主流でしたが、最近はメスを使用しない方法も人気があります。わきがのレベルは自分で判断しにくいので気になる方は医療機関で相談してみましょう。

わきが手術は医療保険が使用できない場合もあるのでコスト面も考え、また手術のデメリットについても理解することが大切です。

重度のわきがの手術・メスを使わない人気のミラドライの効果

重度のわきがは市販の制汗剤では太刀打ちできない場合が多く、そのままでは普段の生活に支障があり人間関係で苦痛を感じることが多くなります。わきがはコンプレックスのひとつ、しっかり対処しないと心理的なダメージを受けてしまい仕事や学校などの集団生活ができなくなる場合もあります。このように深刻な問題になるわきが、重度だとしっかり治療を受けたいと考える人もいるでしょう。

わきが手術といえば皮膚を切開してアポクリン汗腺を取り除く外科的な手術が多いのですが、最近は色々な方法があり回復も早く負担が少ない「ミラドライ」という治療が注目されています。ではどのような特徴や効果があるのか詳しくご説明していきましょう。

わきがの手術には色々な種類がある!

重度のわきがになると入浴後からすぐに臭いが発生し、洋服の上からもはっきりわかるほどの強いわきが臭が特徴です。市販のスプレータイプの制汗剤では使った瞬間しか効果がなく、何度も使用して肌のかぶれやかゆみといった二次被害までおこることがよくあります。重度のわきがを改善するためには手術が好ましいともいわれていますので、どのような方法があるのか主なタイプをみていきたいと思います。

ボツリヌス製剤注射

アポクリン汗腺の働きを低下させるために、ボツリヌス製剤をわきに注射する方法です。皮膚を切開するのは嫌という方が受けることが多く、注射した後4~6週間後ほどで消臭効果が実感できます。この薬剤は半年~10か月ほど効果が持続しますが、永久的な治療ではありませんので、定期的に注射を受けることが必要です。また保険適用外の治療になるため注射1回で5~8万円ほどと高額になります。

皮膚切除治療

皮膚にある汗腺を集中する部分を切除して皮膚を縮める外科的手術です。肌が引っ張られるような不快な感覚が残る可能性があります。

剪除(せんじょ)

重度のわきがの手術としてスタンダートなこの手術は皮膚を切開してアポクリン汗腺を取り除く方法です。医師が目視で確認しながら行うので取り残しする場合も。保険適用されるので自己負担額が抑えられる点がメリットです。

超音波

わきに局所麻酔をして皮膚を1㎝ほど切開したのち、超音波のメスを皮膚の下に挿入して汗腺除去を行います。

ミラドライとはどんな手術方法なのか

重度のわきがを治すには手術という選択肢がありますが、色々な施術方法がありデメリットや回復期間なども考えて慎重に判断しないといけません。とくにメスで皮膚を切開する手術はわきに傷跡が残る恐れがありますので、若い女性には抵抗になるかもしれませんね。

そんな重度のわきがで困っている方に注目されているのが「ミラドライ」と呼ばれる方法です。ミラドライは汗腺の働きを低下させる手術で、電子レンジに使われるマイクロウェーブを使い汗腺にダメージをあたえます。メスを使用しないので傷跡がずっと残る心配が不要、また効果が半永久的に続くこともメリットです。

わきがはアポクリン汗腺の汗を皮膚の常在菌が分解するときに発生する不快な臭い。汗腺はもうひとつ水分がメインのエクリン汗腺があります。どちらも汗の量が増えればそれだけ菌の活動が活発になるため、手術では汗の量をしっかり改善できる方法が求められています。ミラドライは汗腺の種類に関係なく作用するので臭いと汗の抑制効果があるので重度のわきがにも安心です。

ミラドライのメカニズムについて

重度のわきがにもよいといわれるミラドライはなぜ効果を発揮するのかメカニズムについてご説明したいと思います。ミラドライは専用のマイクロ波をエクリン汗腺とアポクリン汗腺の集まる真皮下部と皮下脂肪の上層に向けて照射します。

ミラドライシステムは熱が及ぶ深さや照射幅が研究により厳密に設計されていますので、効率的で安全に汗腺にダメージを与えることができます。マイクロ波を照射すると水分を含む汗腺には熱がこもりますので、皮膚表面上のやけどを防ぐために冷却しながら施術を行います。

皮膚を切開しなくても皮膚下の汗腺にマイクロ波が届くのは、独自の熱の働きによるもの。熱の影響は汗腺が集まるエリアに集中するため脂肪層よりも深いところへのダメージは抑えることが可能なのです。

ミラドライは美容整形、美容皮膚科などで行っていますのでわきがのレベルをチェックしてもらうためにも、まずは相談してみることをオススメします。

ミラドライの治療の特徴と流れについて

ミラドライは麻酔を使用しますので施術中に痛みを感じることはありません。治療時間は両わきで約1時間ほど。通院の必要はなく手軽に受けられる重度のわきが向きの手術です。ダウンタイムは内出血が1週間ほど続くことがありますが、病院から薬を処方されるので安心です。

また人によっては浮腫みが1~2週間ほど続く場合もありますので、この場合も処方された痛み止めや抗生剤、浮腫み改善の内服薬を医師の指示通りに服用しましょう。

ではミラドライの一般的な治療の流れについてステップごとにみていきたいと思います。

  1. わきがは重度か軽度なのかなど、症状を確認するためにカウンセリングを受けます。この際にミラドライについて詳しい説明があり、術後の注意点なども確認しておきましょう。クリニックによってはメールでの問い合わせも受けています。
  2. 治療当日、発汗する位置と毛のある部分にマーキングを行います。わきの下に麻酔の注射を行い5~10分ほど経過したら治療開始です。
  3. ミラドライは脱毛機器のようにハンドピースを肌に直接合わせて照射、1か所30~40秒間ほど時間をかけてエネルギーを送ったら次の箇所へ移動します。一般的な施術時間は片方で20分程度で終了です。
  4. 照射が完了したら15分ほど治療部位を冷却して施術は完了です。

ミラドライのメリットについて

ミラドライは肌に傷跡を残さずに重度のわきがの治療をしたい方や多汗症にオススメの方法です。マイクロ波を照射する施術なので皮膚の切開が不要なことは、ダウンタイムが少ないことが魅力になるでしょう。

たとえば仕事で休みが取れない方は、入院治療や通院が必要な手術だとスケジュールを調整するのが大変です。治療時間は1時間程度のため、わきがの人のなかには地方から都心のクリニックに日帰りで施術を受けに来る方も多いようです。

わきがの外科的な手術をすると、しばらく腕の上げ下ろしができず日常生活にも支障が出てしまいます。ミラドライならその心配はなく、施術当日からシャワーを浴びることもできますよ。

近年増えている子供のわきが、重度の場合は手術してしっかり改善しないといじめ問題などが不安になりますよね。しかし未成年だとできないわきが手術も多く、その点ミラドライなら未成年の子供でも受けられることがメリットです。

まとめ

  • わきが手術は汗腺除去や発汗量を抑える施術など色々ある
  • メスを使用せずマイクロ波で汗腺を破壊するミラドライが人気
  • 肌表面を冷却しながら照射するので火傷の心配がない
  • ミラドライは片方で20分程度の施術
  • ミラドライはダウンタイムがなく傷跡が残らない

重度のわきがの場合はできるだけ負担が少ない手術を受けることも考える必要がありますね。ミラドライは保険適用されない手術なので費用面が心配な方は医療機関で相談してみましょう。

コメントは受け付けていません。