ワキガのセルフチェック・重要なチェックポイントで判断しよう

ワキガのチェックは病院に行かなくても自分でできることをご存じでしたか。汗をかいた後のニオイが気になる方は、体臭なのかワキガなのか不安になりますよね。

ニオイの感じ方は個人差がありますので、ワキガでも自覚していない人は世の中にたくさんいます。大切なことはワキガは普通の汗と同じ対処はできないため、早期発見して正しくニオイケアをすることが必要なのです。そこでまずはワキガなのかどうか確認することが最初のステップ。ご紹介する次のワキガチェックの項目に従って調べてみましょう。

耳垢を綿棒で調べる

ワキガのチェックで最も一般的に行われる方法は綿棒で耳垢を調べる手段です。耳のなかにはアポクリン汗腺が集中しているため、ワキガ体質だと耳垢が溶けたキャラメルようなじっとりした茶褐色の色になります。乾燥してカサカサの耳垢の人はワキガでない可能性が高いでしょう。

綿棒で耳垢を調べる際は、必ず乾燥しているタイミングで行うこと。たとえば入浴後やプールの後は耳のなかが濡れている可能性があるのできちんと判断できません。綿棒で耳の垢をとる際は傷つけないようにやさしくこすりましょう。

耳垢がカサカサでなく湿っているとワキガだと勘違いする人もいますが、湿っているだけではワキガと言い切れない場合があります。どろっとしめった状態で茶色っぽい色であることが判断基準。耳の中に汗をかく実感はあまりありませんが、アポクリン汗腺は体のなかでもニオイが強い部分に集中しています。耳の中はよく見えないので綿棒を使う方法が一番わかりやすく、それでも判断できない場合は時間を変えてチェックしてみるとよいでしょう。

体毛が濃く脇毛が多い

体毛が濃い人は必然的に脇毛も多くなりますよね。脇毛は毛が太く濃いことが特徴で、ワキガの人は脇毛が多い傾向があります。その理由はアポクリン汗腺は毛の毛根部分にあるため。ムダ毛が多いほどアポクリン汗腺も比例して多くなります。

アポクリン汗腺はワキ、デリケートゾーン、足などに集中するため、脇毛はワキガのチェックとしてまず最初に調べたいこと。しかし脇毛は誰でも毛が濃い部分なのでムダ毛の量だけではっきりわからないこともあるでしょうね。そんな場合は合わせてデリケートゾーンも調べてください。

カミソリで処理した後にすぐムダ毛が生えてくる場合や剃り跡が目立つ、毛の断面が太いなど、きれいに自己処理できないほどムダ毛が多い人は要注意。ワキは汗をかくと脇毛のなかに汗が混ざりなかなか蒸発せずにじめじめした環境を作り出します。すると細菌が繁殖しやすく、汗をかいてすぐに肌を清潔にしないとワキガ臭がどんどん悪化してしまいますよ。脇毛が気になる方は脱毛でワキガの悪化対策することも方法です。

両親ともワキガもしくは片方がワキガ

ワキガのチェックでとても重要なポイントが「遺伝」です。体臭が親と似るのは同じ食生活やライフスタイルなどが考えられますよね。しかしワキガは生活習慣だけでなく生まれつきの汗腺による場合もあるのです。

ワキガは遺伝するといわれるのはアポクリン汗腺の大きさや数を親から受けついでしまうため。両親どちらかがワキガの場合は子どもに遺伝する確率が50%、両親ともの場合は85%と高い率になります。もしかしたらと不安になったら最初に両親に確認してみるのも良いでしょう。
ワキガだと自覚していない親もいますので、その場合は耳垢チェックなどをしてもらい、みんなでワキガ判断することもこの機会に必要かもしれませんね。

遺伝は自分ではどうにもならないことですが、ワキガになってもニオイを軽減させる方法は様々ありますので、決して諦めず自分に合ったケア方法を見つけてください。

下着の色をチェックしてみよう

デリケートゾーンはアポクリン汗腺が多く集まっている部分のひとつなので、下着の色からもワキガなのか判断が可能です。汗は本来無色透明なものだと思っている人が多いと思いますが、汗にも種類がありワキガ原因となるアポクリン汗腺はエクリン汗腺と違い、乳白色の色をしています。

エクリン汗腺の汗は無色で全身ほとんどの皮膚表面に広がるものの、アポクリン汗腺は局所的に集中することが特徴です。ワキの下、乳首、デリケートゾーンなどの毛穴に向けて開口していますので、下着の色が黄土色のように濃い染みになる場合はワキガの可能性がありますよ。

女性はホルモンバランスの影響によりおりものが増えることもあり、下着の色で判断しにくいこともあるかもしれません。その場合は比較的おりもの量が少なくなる生理後の時期におりものシートなどを使って調べるとわかりやすいですよ。また乳首もアポクリン汗腺が多い部分なのでブラジャーの汚れも合わせてチェックするとよいでしょう。

わからないときは病院でチェックしてもらうことも可能

自分で判断できるポイントをチェックしても確信が持てない場合は病院でワキガ検査を受けることもできます。ワキガの相談や治療は総合病院や皮膚科で行っています。病院の検査方法は自分で行う時と同じように、医師がニオイを判断する方法がメイン。そのためニオイの感じ方は個人差がありますので、医師によって判断が異なる場合もあるでしょう。心配な時は何か所か病院で相談することも方法ですね。

病院の検査方法はワキの下にガーゼなどをはさみ時間が経過した後にニオイを確認します。病院に行くと無意識に緊張してしまう場合もありますので、自然な状態を調べてもらうためにはできるだけリラックスことがコツ。また締め付けない洋服でゆったりした服装が好ましいといえるでしょう。

ワキガは必ずしも病気ととらえない医師も多く存在しますので、その人のライフスタイルなども考慮の上、一番最適な対処方法について相談できると思いますよ。

市販のニオイチェッカーを使う方法

人間の嗅覚では信用できない人は、市販のニオイを計測するチェッカーを使うことも方法です。近年職場のスメハラが問題になり、ニオイのエチケットが社会生活にも欠かせません。ニオイチェッカーは気になる部分にセンサーを使づけて数秒間待つだけ。するとニオイの強さをレベルで表示してくれるので、ワキガなのか不安な場合にも参考になるでしょう。

たとえばデート前や出勤前、夕方に出かける時などニオイチェッカーがあれば一目瞭然です。ただしチェッカーはセンサー部分に近い空気でニオイのレベルを計測しますので、部屋のニオイ自体が強い場合はレベルが高く表示される可能性があります。きちんと計測するなら、部屋の外など正確な数字がでやすい環境で使用しましょう。

ニオイチェッカーには活性炭が入っていますので、使用しない間にセンサーを浄化して測定機能を高める仕組みになっています。値段が高い商品が多いのですが、ワキガ体質だとニオイが気になる場面が色々あるのでひとつ持っていると安心かもしれませんね。

まとめ

  • 耳垢を綿棒でチェックする
  • 体毛が濃く脇毛が多い
  • 両親ともワキガもしくは片方がワキガ
  • 下着の色をチェックする
  • ワキガチェックは病院でもできる
  • 市販のニオイチェッカーを使う

ワキガのチェックで可能性があると思ったら簡単にできるワキガケアがありますので、使いやすい制汗剤で毎日エチケットしましょう。またワキガは生活習慣から改善できることもたくさんありますので、ニオイを元から減らす努力も必要ですね。

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