子供のわきがトラブル!プールに入る前の準備が大切

子供のプールでのわきが対策

子供のわきがは本人が自覚してない場合が多いので、周囲の反応によっては心を傷つけてられしまう場面があるかもしれません。臭いの感じ方は個人差がありますので、コンプレックスを持って大人になることだけは避けたいですよね。

子供が大好きな夏のプール、肌を露出する季節はとくにわきがトラブルが気になります。学校のプールの授業、夏休みのプール遊びなど、わきが臭が周囲にわかってしまうリスクが多くなる季節。そんな時期に周りの視線を気にせずにプールで楽しく過ごせるようワキガ対策についてご紹介したいと思います。ワキガなのでプールにいけないという不安をなくすためには、事前の準備が大切ですよ。

プールに行く前にやっておくと安心なわきが対策

子供のわきがでプールが心配という方。プールに到着して自分でわきが対策をする子供は少ないですよね。しかしなにもせず更衣室で臭いがわかってしまったら友達にいじわるなことを言われ、せっかくのプールも台無しになります。わきがの子供がプールに行く場合は家で予防対策をしてから出発しましょう。

汗をかいている状態だと菌が発生しやすく、プールに到着した時点ですでにわきが臭が強く発生している可能性があります。しっかり予防しておくにはまずシャワーで体を綺麗にしておきます。殺菌成分が配合されているボディソープを使いワキをやさしく洗っておきましょう。アポクリン汗腺は首や足にも多いので臭いが気になる部位はとくに丁寧に洗うこと。そして体をしっかり拭いて綺麗な洋服を着てから出かけてください。

わきがは肌の菌や汗が原因、しかし衣類にもうつる場合がありますので、せっかく肌をきれいにしても汗をかいた洋服からわきが原因が逆に移動する恐れがあります。わきの通気性を高めるためにも、タンクトップにすることもオススメです。

プールに入ってもおちない制汗剤を使う

わきがの子供がプールに行く際は制汗剤でしっかり臭い予防をすることが必要です。その際に消臭効果を左右するのが制汗剤の種類で、どれを使っても安心できるわけではないのです。

たとえば子供でも使いやすいスプレータイプの制汗剤ですが、パウダー成分が肌に付着している間は安心でも水に入ると流れてしまいます。また衣類で摩擦されて効果が減ることもありますので、プールの際にはあまりオススメではありません。

水に入っても流れず消臭効果が期待できるものはワキガクリーム。有効成分が肌に吸収されますので。わきがの子供もプールが怖くなくなるでしょう。使う時のコツは家を出るときにしっかり広範囲に塗っておくこと。30分ほど時間をおいてクリーム成分が肌に浸透したころに出かけましょう。もしくは前夜入浴後にワキガクリームをつけておくことも方法です。

子供の肌はデリケートなため、使うワキガクリームは無添加タイプが安心。また汗で流れにくい商品を選ぶことも必要です。そもそもプールは水に入ってしまえば肌の雑菌や汗が流れてしまいわきが臭はさほど気になりません。注意したいのは下半身だけ水に浸かっている場合、たとえば水中ウォーキングするような場合はわきに汗をかくので周囲の人に臭いが分かってしまう場合もあります。

夏は子供のわきがは悪化しやすいので注意

汗をだらだらかく季節はわきがが最も悪化しやすい季節なので注意しましょう。子供は新陳代謝が活発なので多く汗をかきますので、気温が高くなるとさらに汗の量が増加していきます。

人間の体にあるエクリン汗腺とアポクリン汗腺、体温を調整する際に汗がでるエクリン汗腺はさらっとしてほとんどが水分で構成されています。アポクリン汗腺はワキなど体の特定部位に集中し体内の老廃物を含む粘り気があることが特徴。体温が高くなる夏はエクリン汗腺が活発になりアポクリン汗腺も刺激されるため、わきが原因が増えてしまうのです。

汗自体には臭いはありませんが皮脂や汗成分を菌が分解することで嫌なわきが臭が発生します。夏の子供の汗は暑いから仕方ないと思いたいところですが、アポクリン汗腺の汗も同時に増えていますので、わきが対策をしっかりやっておく必要があるのです。夏は汗の量だけでなく次の理由も子供のわきがが悪化する原因になるので注意しましょう。

炭酸飲料の飲みすぎ

炭酸飲料は想像以上に糖分が多くコーラ1缶に角砂糖12個ほどの砂糖が使われているといわれています。糖分の過剰摂取はアポクリン汗腺の汗の質を悪くし菌が喜ぶ餌になってしまいます。

動物性タンパク質が増える

夏バテしないようにスタミナをつけるために肉料理を食べることがありますよね。子供が好きな焼肉、からあげなどは油分が多く体内にアンモニアやタンパク質などが蓄積される理由です。これらの老廃物は皮膚の菌が喜ぶ餌になりアポクリン汗腺の汗と一緒に放出されてしまうのです。

正しい水分補給で夏はデトックスしよう

子供がわきがでプールが心配という方は、体内から老廃物をだして汗の成分を整えることが改善のコツになります。汗をかく季節は熱中症予防のためにも水分補給が必要。しかし間違った方法で行っていると健康を乱しわきが臭も悪化する恐れがあるので注意しましょう。

人間の体に水分が必要なのは血液が栄養素を運びやすくするためや、体温調整、筋肉を動かすためなど大切な理由が色々あります。体内の水分量は年齢とともに減少する傾向があり赤ちゃんが70%、幼児は65%といわれています。子供は成長のために新陳代謝が活発なので年齢が若いほど水分は多く必要になりますよ。

大人は1日に2リットル水分が必要といわれますが、子供の場合はどれぐらいなのか分からない人も多いと思います。水分量は子供の場合年齢によって異なり、幼児は体重1㎏あたり90~100ml、学童は1㎏あたり60~80mlが目安になります。体重が15㎏の子供の場合は1350ml~1500mlの水分が一日で必要になる計算です。では子供の水分摂取で注意したい次のポイントを見ていきたいと思います。

こまめに飲むこと

水分は一気に飲むと体に負担がかかりますので、少量を繰り返し一日を通してこまめに水分補給しましょう。

カフェインのないもの

カフェインや糖分が多い飲み物は汗の質にも影響を与えます。スポーツ飲料を飲む場合は水で薄めるのもよいでしょう。もしくはお茶や水で水分補給してください。

プール臭い体臭になったときの対策について

プールには殺菌のために塩素などの薬剤が使用されています。そのためプールの後はしっかりシャワーで肌をきれいにしないとトラブルになることも。とくに子供は肌が敏感なので乾燥肌やヒリヒリなどの不快な症状を招く可能性があります。

わきがの子供がプールに行きいつまでも塩素の臭いがとれないという経験はありませんか。塩素っぽい体臭になるのは体内のアンモニアが原因です。体内のアンモニア成分はしっかり分解されていれば血液中にとどまることはありません。しかし胃腸機能が低下するとアンモニア成分が体内に残りアポクリン汗腺の汗にも含まれわきが臭が強くなる可能性があります。

もしプールに入っていないのに塩素のような臭いがする場合は次の食生活の改善策をトライすると臭いが軽減する可能性があります。

発酵食品を食べる

ヨーグルト、納豆などの発酵食品は腸内環境を整える作用がありますので、子供の胃腸機能を活発にするためにも積極的に食べることをオススメします。とくにヨーグルトは消化もよく子供が好む商品も多いのでおやつがわりにするとよいでしょう。

肉類を控えて野菜を食べよう

野菜嫌いの子供はとても多いと思いますが、食生活はわきがや体臭に影響を与えます。肉類は動物性タンパク質や脂質が多いため体内にアンモニアが蓄積される原因です。野菜はスープやスムージーなどにして子供が食べやすいように工夫することも方法です。

多汗症の可能性も考えること

子供がわきがでプール嫌いになってしまったということも稀にあります。原因となる汗は自分でコントロールできませんので、気になる場面になるほど汗をかいてしまうものです。わき汗は体温調整など体本来の機能だけでなく、過剰な汗は病気が関係している可能性があります。

たとえば肝臓病の場合は体内のアンモニア肝臓でしっかり処理できないために、汗や口臭などで排出されて強い臭いになることも。このような病気の中でも最近増えているのが多汗症です。

多汗症は自律神経の働きが不安定になり交感神経が優位になるため汗腺が常に過敏になっている状態。緊張する場面でぼたぼた汗をかいたり手のひらが濡れるほど汗をかくなど、大量の汗が症状となって表れてきます。

汗が増えると必然的に体臭やわきが臭にも影響がありますので、消臭対策をするために根本の問題から解決すべき場合もあるでしょう。もし子供のわき汗がいつも多いと心配な場合は皮膚科で相談して、早めに治療を開始すると安心です。

多汗症は塩化アルミニウムなどの治療薬を使い、汗腺を防ぐ方法があります。日常生活に支障があるほどなら病気の疑いも考える必要がありますよ。

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