ワキガの人でも試着できる?洋服に臭いを移さないコツ

ワキガの人の洋服の試着

可愛い洋服を見つけたら次は試着。自分のサイズでもメーカーによって多少ゆとりがあったり、小さめに作られている洋服があります。家に帰ってから後悔しないためにも、洋服を購入するときは面倒くさがらずに試着したほうが無難です。でもワキガだと試着してお店の商品に臭いをつけてしまうのは罪悪感が残りますよね。

そんなときにどうしたらいいか迷ってしまうワキガ体質の人達。我慢してタグのサイズだけを信用して洋服を買う必要はありません。ワキガは試着室でちょっとした対処をしておけば、洋服に臭いを残さずに安心してラックに洋服を戻せますよ。では早速ですがお買い物で困る瞬間、ワキガの人が試着する際の大切なポイントをご説明したいと思います。

試着する枚数を少なくしよう

洋服のお買い物は試着は欠かせないことですが、ワキガだと躊躇してしまう場面がありますよね。コートやジャケットなど洋服の上から試着できる洋服ならまだ安心でも、Tシャツやブラウスなどはワキガ臭やワキ汗が商品に付着する可能性があります。

こんな場合にできることは、できるだけ試着枚数を減らしてお店に迷惑をかけないこと。もしほかの人が同じ洋服を手に取り試着する際にワキガ臭がしたら申し訳ないですよね。

最近は女性客のメイクが試着中につかないように、ショップがフェイスカバーを常備している場合もあります。ほかの人に迷惑にならないように工夫していますので、ワキガの試着もできるだけ相手の立場になることが大切です。

たとえばサイズをチェックするために試着をしたら、色の違いは体にあてて見るだけにするなど、最低限の試着を心がけてください。購入するつもりがない服は試着しない、あきらかにサイズが合わないものは試着しないなど、限定したものだけを選ぶとワキガ臭が洋服に残るリスクを減らせます。

試着室に置かれたウェットシートなどを使う

いきなり試着室で着替える前に、部屋のなかに準備されているアイテムをチェックしましょう。ショップによってはデオドラントシートやティッシュなどを試着室内に置いている場合もあるので、ワキガの人は必ず肌を拭き取ってから試着してください。ウェットシートを使う場合は次のポイントを覚えておくと試着で緊張しなくても済みますよ。

広範囲を拭く

ワキガは汗と菌が原因なので目で臭いの元を確認することはできません。ワキにはくぼみがありじめっとしやすい部分なので肌を拭き取る場合はしっかり拭き残しがないように凹凸部分も丁寧に拭いてください。脇毛処理をしていない人は特に注意しましょう。腕の付け根、胸の近くなど菌が繁殖しそうな部分も含め広範囲を拭き取ってください。

シートを変える

殺菌成分が配合されたデオドラントシートやウェットシートも同じ面を使っていると菌が広がる可能性があります。汗をかいているときは必ず違う面を使うか、新しいシートを使って拭き取りましょう。

乾かしてから試着

ウェットシートでワキを拭いた後は肌が少し湿った状態です。この間は菌が活動しやすいためしっかり肌を乾燥させてから試着しましょう。手でワキに風を送ったり、ふーっと口で息を吹きかけておくと早く肌が乾きます。

ティッシュで汗を拭き取る

ワキガの人が洋服を買う時に試着できないのは困りますよね。そもそもワキガは高温多湿の部分で汗をかいて菌が繁殖することが臭いのはじまりです。試着はたった数分間で終了することなので、洋服に汗や菌がつかなければ大丈夫。ワキガの試着は基本的に素早く、ワキに衣類がつかないように意識することがポイントです。

もし試着室に入った時にすでにワキ汗をかいている場合は、ティッシュで肌を綺麗に拭き取ってから試着してください。多くのショップでティッシュの箱を試着室内の常備しています。ないときはお手持ちのティッシュを使うか、トイレでワキ汗を拭いてくることも方法です。

タオルやハンカチだと余計にワキ汗が増える可能性があるので、急な場面ではティッシュのほうが安心。なぜワキガはティッシュを使ったほうがいいのか次の理由をみていきましょう。

体温調整の汗

汗は体温を調整するために放出されています。とくにエクリン汗腺の汗は運動時や室温が高い場所などででるもので、モールなどの店内では知らない間に汗をかいていることもあるでしょう。ハンカチを使って汗を拭きとると本来の働きを阻害してしまい発汗作用が続いてしまう可能性があります。

肌が荒れてしまう

タオルやハンカチをつかってワキを拭くと摩擦によりワキが荒れてしまい、もっと細菌が繁殖する可能性があります。ティッシュならそっと抑えるように肌を拭き取れるので敏感肌にもオススメです。

無香料の制汗剤を携帯しておく

ワキガクリーム「ノアンデ」はおしゃれな美容液のようなボトルで人気。

お買い物に行く日は必ず無香料の制汗剤を携帯していきましょう。制汗剤は種類が豊富にあるので試着しても洋服に残らないタイプを選んでください。スプレータイプは試着室内でも簡単に使える便利アイテム、しかし香料が洋服についてしまい迷惑になる可能性があります。ロールオンはべたつきが洋服に残る可能性もあり、次の人が試着した際に不快に感じるかもしれません。

スティックタイプの制汗剤は肌に白く残るテクスチャーが多いため、黒いシャツなどではワキ部分が目立ってしまう可能性があります。では試着する際にどんな制汗剤を使えばいいのか、オススメなのがワキガクリームです。いつも携帯しておけば、試着室での緊張感が軽減するはずですよ。ワキガクリームは試着する際に適した次の魅力があります。

香りが残らない

ワキガクリームは制汗剤でありながらも、肌をいたわる効果があり添加物を使用しない安全な商品が豊富に販売されています。無香料であることは試着した際に洋服に香りを残さないメリットになるでしょう。陳列されている洋服を手に取り、制汗剤の香りがしたら試着するのは嫌になりますよね。

皮膚に吸収されるので白残りしない

クリームは皮膚に有効成分が吸収されるので、ロールオンやスティックのように衣類に残す心配がありません。殺菌成分、抑汗成分のどちらも配合され、皮膚の奥からしっかり消臭してくれます。試着室でクリームをつける場合は、しっかり肌にすり込み乾燥させてから試着してくださいね。

もしワキガ臭がついてしまったらどうする?

ワキガなので肌につかないように気をつけて試着したり、制汗剤を使うなど色々気を使っても、洋服にワキガ臭が残ってしまう場合も稀にあるかもしれません。その場合は黙って商品を棚に戻さないで、必ず店員さんに一言告げておきましょう。よほどダメージを残さない限り買取りさせられることはないと思います。

ショップでは試着以外にも商品に食べ物のシミが残ったり、床に落ちて汚れが付く場合などもあります。そのような時は返品してクリーニングしていますので、臭いが気になる時も必ず一声かけておきましょう。

またショップによっては試着できる洋服が決まっている場合もあるので、必ず試着室に入る前に確認することが大切です。たとえばシャツやジャケット、パンツなどはOKでもカットソーなどぴったり肌につくものは禁止、下着や水着はダメなどショップのルールを確認してください。

試着はお客さんの特権ですが、マナーを守りお店やほかのお客さんのことを考えて迷惑がかからないようにすることが大切です。ワキガの試着は臭いや制汗剤のシミなどが付く恐れがあるため、ショップでお買いものする前にトイレで肌をきれいにしてから行くことも必要でしょう。もしくは下着を持参して下着の上から試着するなど、できるだけ肌に触れないように工夫してくださいね。

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