軽度のわきが症状におすすめの対策方法はありますか?
ビタミンが豊富な野菜類は体内からすっきりさせてくれますし、肌にもよいので皮脂バランスを整えるメリットも期待できます。肉類や油っぽい食べ物が好きな方は今後野菜料理を増やしてください。わきが軽度は体内から働きかけるとさらに消臭効果が高くなりますよ。
軽度のわきがはパセリで消臭対策・効果と食べ方のコツ
わきが軽度は上手に対処すれば改善効果が得られやすいため、体内からのアプローチもぜひプラスしてください。わきがは汗と菌が原因になる症状、体内に老廃物が蓄積されていると汗と一緒に体外に排出されてしまいます。
わきが対策が一般的な汗と違い難しいのは、肌表面だけでは完全に対処できないこと。わきが原因になるアポクリン汗腺はタンパク質やアンモニアなどが汗に含まれているので、元から汗の質を改善することがわきが軽度にはメリットになります。
そこでこれから意識したいことが食生活で、栄養バランスを整えることはもちろんですが、消臭食材を増やしてわきが改善をはじめましょう。とくにおすすめの食材はパセリ、どのような効果や特徴があるか早速ご紹介したいと思います。
パセリのβカロテンは皮膚を丈夫にする
料理のトッピング、飾り、付け合わせなど、メインの食材でないため残してしまうことが多い野菜のひとつ。パセリは独特の香りがありサラダや香りづけとしても使うことがあります。
春の七草のひとつ「セリ」の仲間であるパセリは18世紀にヨーロッパから日本へやってきた野菜です。薬用や臭い消しとして欧米で昔から使われてきた野菜、古代エジプト時代にもパセリが使われていたといわれています。
パセリとわきがといわれてもぴんとこない人は多いと思いますが、パセリの栄養にはわきがにメリットになるものがたくさん含まれています。そのひとつが「βカロテン」。ほうれん草よりも多く含まれているβカロテンは緑黄色野菜に多く含まれ、摂取不足の方は近年とても増加しています。
βカロテンは体内に入ると必要量のビタミンAに変換され、ビタミンAの役割も果たしてくれる機能的な栄養素です。そもそもわきがが発生する部分は脱毛や除毛などで肌に傷をつけたり制汗剤などの薬品で肌がダメージを受けています。ビタミンAは皮膚を健康に維持し粘膜を丈夫にしてくれるため、肌トラブルを予防する効果が期待できます。
抗菌と殺菌作用がわきが軽度にぴったり
パセリに含まれるピネンやアピオールと呼ばれる精油成分には、食中毒や口臭などを予防する働きがあることが特徴です。にんにく料理など臭いが強いものを食べた後にパセリを食べると口内の消臭になる場合があります。精油成分はパセリ独特な魅力にもなっていますが、香りで食欲増進する作用もあるので夏バテで食欲がない時にもよいかもしれませんね。
アピオールは利尿作用がありますので腎臓機能を安定させる働きが期待できます。腎臓機能が低下すると老廃物の分解消化が遅れてしまい、体内に蓄積され体臭や口臭原因になってしまうのです。
人間の体にあるエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類はそれぞれが違う働きを持っていることをご存知ですか。エクリン汗腺は運動時の汗や気温が高い日の体温調整の役目を持っています。水分がほとんどの汗なのでさらっとして無色無臭。それとは逆にアポクリン汗腺の汗は皮膚の菌が好む脂質やタンパク質などを含んでいますので、体内からアプローチすることはわきが軽度を改善するために重要なのです。
パセリの抗菌、殺菌作用は皮膚の菌の活動を抑制するため、臭いを予防する効果につながるでしょう。パセリをお弁当入れておくと殺菌効果になるように、普段の生活から食材にパセリを使えばわきが改善につながります。
皮脂の分泌をおさえわきが臭を抑制する
わきがはアポクリン汗腺の汗だけでなく皮脂腺から分泌される皮脂もあわせて常在菌の餌になります。わきが軽度は肌の皮脂バランスを整えることも消臭ケアにつながります。
わきは制汗剤や脱毛で負担がかかりバリア機能が低下している状態。すると肌の水分量が不安定になり乾燥している可能性があるのです。肌の水分量が不足すると、補うために皮脂腺が活発になり皮脂が過剰に分泌されてしまいます。するとわきはとても通気性が悪く菌が繁殖しやすい部分ですから、皮脂が増えるとわきが臭は軽度から中度へ悪化する可能性がありますよ。
パセリに含まれるビタミンB2は皮脂の分泌量を抑える働きがあり、血行促進の作用もわきがにはメリットになります。皮脂が酸化すると加齢臭のような独特な臭いになる場合もありますので、わきがは皮脂コントロールも欠かせないことなのです。ほかにもわきの皮脂バランスを整えるためには次の方法がありますのでぜひチャレンジしてください。
保湿
ボディケアするときにわきはつい保湿を忘れてしまう部分です。カミソリの負担や制汗剤の刺激で保湿機能が低下しているため、ボディローションなどで保湿をしましょう。
ごしごし洗わない
わきを洗うときは臭いをしっかり落とすために必要以上に力を入れてこすってしまうことがありませんか。わきは皮膚がすでに弱い状態なので、摩擦を加えると皮膚表面に細かい傷を残す場合もあります。傷があるとそこから雑菌が繁殖する可能性があり、わきが軽傷でも悪化する可能性が考えられます。洗うときは泡をたっぷり使い優しく押し付けるように丁寧に洗いましょう。
わきが軽度によいビタミンCが豊富
パセリは野菜のなかでもトップクラスでビタミンCが豊富に含まれていいます。わきが軽度は肌の働きを整えると消臭効果にメリットがあるため、体のなかから必要な栄養素を補うことも忘れてはいけませんね。ビタミンCとわきがにはどのようなつながりがあるのか、次の大切なポイントをみていきましょう。
メラニン色素の抑制
わきは肌の黒ずみや毛穴の汚れが意外と目立つ部分です。冬は洋服で覆っているのでさほど気になることはありませんが、肌を出す季節になりハッとすることがあるでしょう。普段から刺激を与えることが多い部分なのでメラニン色素が活発になり肌のシミや色素沈着を招きやすい部分です。パセリのビタミンCはわきを美肌にする効果が期待できますよ。
抗酸化作用
活性酸素を抑える働きを持つビタミンCは肌の働きが低下しやすい時におすすめです。わきがは年齢に関係なく起こるものですが、年齢を重ねるごとにホルモン分泌量の低下やターンオーバーの低下によりわきが臭が発生しやすくなる環境があります。ビタミンCは肌の働きを安定させ免疫力を向上する作用もあるので、肌の疲労回復にもよいでしょう。
肌のハリ回復
ビタミンCはコラーゲンなどの肌の弾力成分をサポートする働きがあります。脇毛や洋服で覆われているわきはつねに蒸した状態で菌が喜ぶ環境があります。肌のシワに菌が入り込むとさらにわきが臭が発生しやすいため、ビタミンCでハリや弾力を回復させることはわきが改善にメリットになるでしょう。
食物繊維が豊富なパセリは便秘改善によい
わきが軽度の症状をしっかり改善するためには体内の悪玉菌や悪玉ガスをできるだけ排除することが大切です。アポクリン汗腺の汗の質が改善されると、皮膚上に出てきても菌の活動が低下するのです。そこでこれから意識したいことは便秘改善。パセリは不溶性食物繊維が豊富に含まれている野菜なので、腸内環境を整えさらに腸に刺激を与えぜんどう活動を活発にしてくれます。
便秘はにきびなどの肌トラブルになることは皆さんもご存じだと思いますが、腸内環境をすっきりさせることで、わきが原因になる汗の質を改善できるのです。ほかにもわきが軽度によい便秘改善の食材をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
水
水分不足は腸内の便の動きを低下させる恐れがありますので、しっかり水分補給をしましょう。わきが改善のためにも水はデトックス効果がありますし、血流を活発にして老廃物を排出しやすくするメリットもあります。炭酸飲料やカフェイン、アルコールなどをなるべく減らし、ミネラルウォーターや水をたくさん飲みましょう。
海藻類
便秘を改善するためにはパセリの不溶性食物繊維だけでなく水溶性食物繊維もバランスよく摂取が必要です。わかめ、こんぶなどの海藻類には水溶性食物繊維が多いのでパセリと合わせて食べることをオススメします。
ヨーグルト
発酵食品のヨーグルトにはビフィズス菌などの善玉菌が多く含まれています。腸内の菌のバランスを整えることは皮膚の常在菌にも影響を与えるため、わきが軽度の人は善玉菌でおなかの調子を整えることがコツです。
わきが改善によいパセリの食べ方
パセリには独特な苦みがあるのでレタスやキャベツを食べるように大量に摂取するのは難しい食材です。食べ物でわきが改善をする方法は、一日だけでは効果が実感できませんのでできるだけ習慣的に続けることが大切です。そこで食べにくいパセリをどうやって食生活に加えるか、オススメの方法をご紹介したいと思います。
刻んでドレッシングに入れる
サラダは野菜がしっかりとれる健康的なメニューなのでわきが改善にもメリットがあります。サラダにかけるドレッシングはできればノンオイルタイプにしたほうがわきがにはよいでしょう。もしくは栄養価の高いオリーブオイルをかけることもオススメです。
その際に細かく刻んだパセリをドレッシングに混ぜておけば、ほどよい風味と香りでサラダがさらに美味しくなります。
料理のトッピング
刻んだパセリはオムレス、チャーハン、炒め料理などどんなメニューにもプラスしやすくなります。常に刻みパセリを用意しておくと料理で使いやすいですよ。
ドライパセリ
パセリは自宅で栽培するのが簡単な野菜です。また買いすぎて余ったパセリの再利用として乾燥させてドライパセリにすることもできます。乾燥させると香りが和らぎますので、さらに料理にプラスしやすくなるためパスタや炒め料理のトッピングとしてどんどん使ってください。粉末パセリは調味料コーナーで販売されていますので作るのが面倒なときにどうぞ。
パセリは食べすぎに注意が必要!
栄養バランスがよく体内からわきが軽度の改善効果もあるパセリですが、大量に食べすぎると逆効果になる場合もあるので注意しましょう。少量でも様々なメリットがあるパセリですが、成分のアピオールは過剰に摂取すると内臓器官に刺激を与え強い吐き気を招く場合があります。また大量に摂取すると肝臓や腎臓にも負担がかかるので、食べるときは量に注意が必要です。
危険なのは1日で200g以上のパセリを食べる場合。これだけの量を食べることはほぼないと思いますので、トッピングや炒め料理などの一部として常識的な範囲で使用量を判断してくださいね。
パセリに含まれるビタミン類などは過熱すると失われてしまうビタミンCなどもありますが、サラダなど生で食べる以外にもパセリを炒めたり茹でておひたしのようにして食べる方法もあります。毎日続けられるようにするためには、使いやすくパセリを準備しておくといいかもしれません。
まとめ
- βカロテンは脱毛や制汗剤で疲れた肌を元気にする
- 抗菌作用で常在菌の働きを抑制する
- 皮脂分泌量を抑える作用があるので菌の増殖を抑えられる
- ビタミンC豊富なパセリはわきの美肌ケアにもオススメ
- 豊富な食物繊維の働きで便秘改善によい
- トッピング、ドレッシング、ドライパセリなど色々な使い方にトライしよう
- パセリの食べすぎは内臓器官に負担がかかるので注意
症状が軽度のわきがの改善は今しっかりやっておけば、将来的に臭いで困ることはありませんね。パセリ以外にも果物や野菜には消臭作用のあるものが色々ありますので、わきが対策のサポートになるものを意識して食事をすることも頭に入れていくと安心です。