わきが対策によい服選び・臭いと汗が目立たない方法

夏は屋外に数分でただけでも噴き出すように汗をかくことがありますので、洋服の汗染みはとても気になりますよね。洋服の素材やデザインによっては同じ量の汗でも、見え方が大きく異なります。とくにわきが対策は服選びが臭い予防にもつながるので、汗をかきやすい季節は慎重に判断したいところです。

人間の体からはさらっとした汗がでるエクリン汗腺とべたつきやすいアポクリン汗腺の2種類があります。渇きやすい水分の多い汗ならまだしも、わきが原因になるアポクリン汗腺は涼しく洋服を着こなすことも大切です。そんな悩みを抱えているわきがの方、対策として洋服選びで注意したい大切なポイントをご紹介したいと思います。

汗が目立たない色を選ぶこと

電車のつり革を掴もうと腕を伸ばしたらわきに大きな汗染みがあったなんて経験はありませんか。わきは肌が摩擦されやすい部分で高温多湿の状態です。そのため皮膚の常在菌が活動しやすい環境があるので、わずかな汗でも臭いが発生しやすくなっています。

そもそもわきにはアポクリン汗腺が集中していますので、体内のアンモニアや脂質など老廃物がでやすい体の部分。緊張するとアポクリン汗腺は敏感になりさらに脇汗をかいてしまう悪いサイクルがあります。わきが対策の服選びでまず意識したいのが色。好きなカラーで毎日ファッションを楽しみたい気持ちはありますが、汗をかきやすい季節はお出かけ前に少し考えておくと安心ですよ。

わきが対策によいのは黒・白・紺の3色。汗染みが目立たないカラーなのでTシャツやブラウスなどはこの3大カラーをいつも頭に入れておきましょう。とくに夏は涼し気に見せるためにも白がオススメです。白い服は汗など水分を含んでもあまり色が変わらないので周囲の人にも脇汗がばれることが少ないかもしれませんよ。

白はコットンや麻など色々な素材がありますので、汗かき体質の人は清潔感が漂う白を基盤に夏のファッションを選んでみましょう。また黒や紺もレース使いのデザインなど透け感があると涼しく見えるので、色と素材の特徴をうまく組み合わせてわきが対策の服選びにチャレンジしてください。色がシンプルでつまらないと感じた時はメイクやアクセサリーで色をプラスしてくださいね。逆に脇汗が目立ちやすい次のカラーはなるべく避けたほうが安心ですよ。

脇汗が目立ちやすい色

  • グレー
  • パステルカラー
  • ベージュ

汗染みが目立たない素材を選ぶこと

汗染みが洋服につくことは、繊維のなかで菌が発生しているということです。さらっとした汗なら乾きやすいのですが、アポクリン汗腺のべたつく汗は洋服からワキガ臭を発生させることもあるので素材選びがとても大切です。

汗染みは仕方ないことなのですが、仕事やデートなど大切な場面だと人の視線が気になります。洋服は色で汗が目立ちやすいものと目立たないものがあり、素材も同様にわきが対策によいものがいくつかあります。

黒や白は汗が目立たない色なので、夏はどうしても色がパターン化されてしまう悩みもあると思います。そんな時に使えるいくつかの異なる素材、基本は速乾性の高さをチェックすることです。最近は夏に好まれる優れた素材の洋服が増えていますよね。スポーツする時だけでなく通勤にも使えるものとしてポリエステル素材があります。ポリエステルは乾きが早いので汗かき体質の人なら着替えとして1枚携帯しておくのもよいでしょう。

わきが対策の服選びは面倒に感じるとファッションの楽しみ方が減ってしまうので、汗と臭いにうまく付き合いながらあらゆる角度で考えることが大切です。汗染みが目立たない素材を選ぶ際は次の点を意識してショップでお買い物しましょう。

  • 服を着るシチュエーションを考える
    仕事着なのか、遊び着なのか、または重ね着するかなど。汗をかきやすいシーンで着用する場合は手触りがさらさらの素材を選びましょう。
  • わからないときはお店の人にアドバイスしてもらう
    汗染みを目立たせないためにはどんな素材がいいのか、お店のスタッフに質問するのも方法です。試着して着心地なども確認しておきましょう。

わきが対策によい服のデザインについて

わきが対策は汗を抑えて菌の増殖を防ぐことが基本です。わきは常に肌が摩擦されてワキ毛で菌がさらに繁殖しやすい環境が整っています。汗はしらない間にかいてしまうもの、洋服によってはさらにじめじめ感が悪化しわきが臭が広がる可能性があります。

そんなときにメリットになるのがわきがに適した洋服のデザインです。臭いはできれば隠したもの、しかし逆に肌を密閉すると汗をかきやすくなりわきが臭が悪化する可能性があります。思い切ってノースリーブやタンクトップなどにすると通気性が高くなり、汗が乾きやすくなりますよ。

わきがだと夏のファッションはとくに限られてしまい、出かけるのが面倒に感じることもあるかもしれません。しかし考え方によってはあらゆるバリエーションがありますので、自分好みのコーディネートも可能です。洋服のデザインとしては肌を出すスタイルは夏らしくて素敵ですよね。しかしやっぱりわきがの不安が残るという場合は、体にピタッとするものよりもふわっと着れるトップスにするのもよいでしょう。

タイトなTシャツだと脇汗が吸い込まれてすぐに目立ってしまいます。逆に麻素材で袖がふんわりデザインされたものなら、汗をかいても通気性がよいので汗染みになることは少ないと思います。これはトップスに限らずボトムスも同じです。全体にタイトなデザインを選ぶと体温自体が高くなり汗の量が増えてしまいますので、夏はスカートやワンピースなどを積極的に選ぶといいかもしれませんね。
またレースのデザインは小さな穴から空気が出入りするので適度に体温調整できるためわきが対策の服としてもプラスしたいデザインです。

汗取りパットを使い臭いも汗もブロックする

汗かき体質の人には汗取りパットもおすすめです。わきはスプレー制汗剤をつけても汗や摩擦ですぐに取れしまうのでデオドラント効果が持続しません。汗ふきシートも一時的な効果はありますが、毎時間汗を拭きとるのはとても手間になりますよね。

頑張っても気づくとできている汗染み、困ったときには汗取りパットでブロックしましょう。汗取りパットは洋服に貼り付けるシールタイプ、肌につけるタイプなど色々あります。はがれやすいので使いたくないという人もいると思いますが、最近は持続力のあるタイプもかなり増えていますよ。

まず洋服を着る前にパットをしっかり貼り付けておきましょう。しっかり衣類にフィットさせて貼ることが長持ちさせるコツです。ヨレていると途中ではがれやすくなり、しっかり脇汗を吸収できません。汗取りパットは香り付や洋服に透けないように肌に馴染むベージュ系など色々な特徴があります。交換のタイミングなどは各商品の使い方をきちんと確認しておきましょう。

脇汗はアポクリン汗腺の汗がメインになりますので、黄ばみが洋服に残ることがよくあります。白いシャツだと汚れが目立ち洗濯しても落ちない事もよくあるので注意が必要です。
大切な洋服をダメにしないためにも汗取りパットは活躍してくれるので忙しい朝の時間に快適に準備ができるよう、前夜からパットを貼り付けておくことも方法です。緊張しやすいデート前などは汗取りパットがついていると気持ち的にリラックスできますよ。

インナーを着用してわきが対策する

わきが対策の服選びは色やデザインだけでは対処できないほど汗かきの人もいると思います。また夏だけでなく汗は冬もかいていますので、わきが臭を発生させないためにはインナーで汗対策することもコツですよ。

たとえば夏なら脇にパットが付いたタイプやカップ付きで涼しく着こなせるインナーがあります。レーヨンやポリエステルなどの素材は汗をかいても速乾性が高いのでいつもさらっとした快適な着心地があるでしょう。インナーは色が色々ありますので、アウターに響かないようにするためにも白やライトブルーなど、何枚か持っていると便利です。

屋外で汗を大量にかくときは、インナーの替えを持っていくと安心です。洋服に直接汗をかいてしまうとわきがの菌が洋服内で発生していますので、肌がさらさらになっても菌が移動するため結果的に悪循環が続きます。汗対策に特化したインナーは近年とても増えていますので、汗かきでわきがが不安な方にオススメです。

インナーを着ると体温が高くなりそうで心配という方。夏はインナーを着たほうが涼しくなる次のような理由がありますよ。

夏にインナーを着たほうがよい理由

  • かいた汗を吸いこみ衣類から乾燥させてくれる
  • さらっとした着心地が持続するメッシュタイプなど豊富な種類がある
  • 汗取りパットが組み込まれた便利なインナーが人気
  • 汗をかいて肌荒れしやすい夏の肌をインナーが守ってくれる
  • 洋服に汗染みが付くまえにインナーがしっかり吸水する
  • 肌に密着しないようゆったりデザインやドレープで通気性を促している

体温を下げることもプラスしよう

わきが対策の服選びで体温調整する効果はかなり期待できますが、さらに快適におしゃれを楽しむなら暑い季節は体温管理も重要なポイントです。汗を止めることはできませんが、量を減らしてわきが臭や汗染みを予防することができますよ。ではおすすめの方法をさっそく実践してみましょう。

いきなり冷たいものは飲まない

とても冷えたジュースなどは体温を下げる効果がありますが、一度にたくさん飲むと汗腺が急に閉じてしまい体温調整がうまくいかず、汗をかきやすくなる場合もあります。冷たい飲み物は一気飲みでなく少しづつにすること、また常温よりも少し冷えるぐらいの温度にすることもよいでしょう。

濡らしたタオルで体をふく

汗をかく体自然の機能は、水分で体温を下げるためのものです。そのため体が熱い間に汗をしっかり拭きとると、さらに汗がでてしまうのでわきがの予防にならないことも。汗を拭く際は濡れたタオルを使い上手に体温管理すると良いでしょう。市販のデオドラントシートは体もひんやりして殺菌効果もあるのでいつも携帯しておくと便利ですよ。

まとめ

  • 色は汗が目立たない黒・白・紺を選ぶ
  • 速乾性の高いポリエステルなどの素材がおすすめ
  • 通気性のよいノースリーブやふわっと着れるデザインが◎
  • 汗と臭いのブロックには汗取りパットも効果的
  • わきが対策には夏もインナーを着用する方がよい
  • 汗を減らすには体温を下げるのも効果がある

わきが対策は洋服からアプローチできることも色々ありますね。汗をかく季節はおしゃれしたくても好きな洋服が選べないこともあるかもしれません。そんな時はデザイン、色、素材などを注意して自分らしい素敵なファッションを意識してくださいね。わきがでなく違う意味で周囲から視線を集められるようになりますよ。

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